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母親が邪教全能神に陶酔し娘を発狂させる

2017-11-13 ソース:kaiwind.com 作者:煒鈺

史燕、女性、1991年赤峰市克什克騰旗芝瑞郷の貧しい山村の生まれ。努力して勉強し、2010年9月内蒙古大学に合格し、村の級友の中では最も成績が良く、級友の羨望と村人の称賛を得た。本来なら美しい前途があるべきだが、精神病問題が発生した。

 

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問題発生の原因となった母親から話しを始めよう。史燕の母親は馬素華、1965年生まれ、夫の史応臣との間に一男一女があり、史燕は姉で弟は6歳年下だった。夫婦は農民で、夫の史応臣はしょっちゅう出稼ぎに行き、家にいる時間は多くなかった。従い妻の馬素華は家にいて畑仕事、子供二人の養育、身体の悪い父母の面倒など、全て一人で引き受けていたが、2009年から健康に問題が出始め、食欲が無く力が入らなくなった(後で判ったが、馬素華は甲状腺を患っており、しかし良好な生活を送れば自然に回復するものであった)。農村で生活する場合、身体が悪いのは絶対に良くなく、特に子供二人の学校通学に費用が必要であった。馬素華も焦り、薬も色々飲み、“大仙”にも見てもらったが、大きな病院には行かなかったため、病名も判らず、対症薬も無く、身体の調子はずっと悪かった。

2009年10月、村で信心している張秀艶が馬素華の家に来て“信心しなさい、‘神’に護ってもらえば家の‘魔物’を追っ払って病気も自然と良くなる。‘全能神’を信じれば良い生活を送れ、将来は天国に昇って地獄には落ちない。”

と言って張秀艶は私に『全能神よ、あなたは素晴らしい』、『神の創造と人類敗北の起原』、『大災難前のお勤め』といった全能神の書物を読ませた。

張秀艶の勧めは馬素華の心を動かし、書物には“今やイエスが東方女性の形となって再度顕われ、無窮の智慧と無上の権力を以って宇宙を主宰しているので、人類が破滅しても、全能神を信奉すれば天国に昇れるが、拒絶した人間は淘汰される。”とあり、馬素華は疑いもせず全能神を信じ込み、自分から張秀艶に会いに行って彼女達の集会に参加し始めた。入信してしばらくは、心が落ち着き、精神も緩やかになり、身体は確かに良くなった。馬素華はこれら全てを神の御利益と考え、一層全能神を信じるようになった。

それ以降、馬素華は人が変わったようになり、時間があれば“神の書”を読み、詩歌を念じ、“祈祷”を行なった。家族の反対も顧みず、方々で活動し、人を入信させ、皆に対して“2012年に世界末日が来ると、暗闇が連続して何日も続くが、その時は神を信じる者だけが救われる。全能神は本当の神であり、我々人類はこの神が創造したのであり、彼がこの世界を主宰する。真の神である主仏が人に平安を与え、喜びを賜り、神を信じれば、仕事をせずとも食べて行ける”と述べた。隣近所は馬素華の滅茶苦茶な話しに興味は無く、敬遠するのみであった。

2010年10月初め、大学に入ったばかりの史燕は、不幸にも精神性頭痛を患い、教科書に触れるだけでひどく痛んだ。馬素華はこの事を知っても素直になれず、全能神の加護ならこの程度の小さい病なら必ず治せると考え、その月の14日馬素華は娘を連れ帰ったが、大きい病院には連れて行かず、出稼ぎに行っている夫にも知らせず、娘に信心を迫った。

馬素華と張秀艶の共同の誘惑の下、世の中を知らない史燕は圧力に負けて母親に従い入信した。最初は半信半疑で、全身で打ち込んだ訳でもなく、暗示作用も起きず、しばらく経っても頭痛は良くならないので信じられなくなり、母親に病院に連れて行って欲しいと要求した。しかし当時既に全能神に溺れていた馬素華は、もし娘が全能神から抜けると、病気も良くならず、逆に神の罰を受けるのではないかと考えた。そのため娘が全能神を放棄した事に怒り、娘は年齢も行かず、解っていないと批判した。娘が間違った道――“神教”から離脱し、無病、昇天といったチャンスを失わないよう、馬素華は娘に対する誘いや脅し等の手段が効かない状況の中で、残忍にも自由を制限し、食事を摂らせない等の手段で娘を服従させようとした。一ケ月経つと、強い性格の史燕は母親の圧迫の下で、頭痛が消えないだけでなく、精神がにぶり、憔悴して恍惚の状態となった。

2010年12月26日、史応臣は娘の状況を知ると、即刻外地から戻り、妻の阻止も構わず、強制的に娘を病院に連れて行って検査した結果、医者は娘が精神分裂症になったと診断した。

簡単に治る病気が、複雑な難病になってしまった。

 

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