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“三贖キリスト”が私を害して十八年

2017-06-13 ソース:kaiwind.com 作者:馬朝剛(口述)矛戈(整理)

 

私は馬朝剛、1963年9月15日生まれ、湖北省公安県章庄鋪鎮欣栄村二組の村民である。私の家族は四人、妻と2人の娘で、妹の方の馬蓉は容姿は良かったがノイローゼがあり、一家の悩みであった。娘の病を治したく、方々の医者を求めて毎年数千元を費やし、経済面と精神面での圧力に我々は耐え難かった。

1998年”三贖キリスト”教を信仰する呉某(女、当時50歳過ぎ)が我が家に布教に来て、” 三贖キリスト”という本当の神を信じて頼りにすれば、娘の病も治るので、主に向かって祈るだけで良く、病の鬼を追い出す能力を神に求めれば娘は平安を得られ、一銭の金も要らない、と言うので、私もこれは良い、とこの”福音”を受け入れた。

呉某は私に”主への祈り”、”平安の祈り”、”生命の糧の祈り”三種類の祈りの言葉をくれたが内容は皆短く、私が暗記すれば彼女も一緒に祈ると言った。祈祷の際は両目を閉じ、手を胸の前にし、約半時間で終わる。呉は私に祈祷中に光とか変わったものを見なかったか、と聞いた。私は正直に”変わったものは見えず、目の前は真っ白だった”と答えると呉は喜んで”それが光だ、あなたは神と縁が有り、あなたは神の愛する子であり、神を信じ、三贖キリストを信じれば、娘さんの病は絶対良くなる”と言った。私は神をどのように信じ、また”三贖キリスト”をどのように信じるかがわからなかったが、彼女は、”三贖キリスト”は神の第三回目の化身であり、”三贖キリスト”が今の神だ、と言った。

その後、呉は頻繁に訪ねて来て、我々家族全員に神を信じるよう要求し、一家全員で信じてこそ福と救いが得られ、娘の病も治る、と言ったので、私、妻、娘皆で信心した。しかし、娘の病状は変わらなかったが、そうすると、祈祷がもっと多く、もっと時間が長く、敬虔なほど良い、と要求された。こうして一家は毎日朝、昼、晩祈祷し、生命の糧という食物を摂り、米や油の重さを測って生命の糧を確認し、日曜日には集会に出掛けて安息日を守った。同時に、薬の入れ物も失くしてしまい、一心に祈れば御利益が得られると信じていた。

娘は服薬をやめてから、意識がはっきりしたり、ぼんやりしていたが、はっきりしている時、組織は娘が平安を得たと言って、信徒の前に証人として立たせた。

2008年、娘は虚妄の“平安”の状態で本郷鎮銅橋村に嫁いだが、僅か一ケ月で精神病を理由に婚家から帰された。

娘が戻って来ると、“門徒会”はまた我々に働きかけ、“三贖キリスト”を信じさせ、娘の病気は、結局は信心が足りないからだ、等と言った。

こうして家族全員が“三贖キリスト”の虜となり、前向きな事を一切しなくなったので、家庭は貧しさ洗うが如くなったが、何とか頑張っていた。しかし、娘の病状は悪くなるばかりだった。2015年7月、娘は家を飛び出し、裸で外を走り回った。やっとの事で家に連れ帰ったが、少し目を離すとまた飛び出し、気の休まる時が無かった。

このような状況が長くなったので、村の組織は娘を病院に送り込み、治療を行なった。入院治療を通して、娘の病状は好転し、医者の言いつけを守って完全に正常人の生活に戻る事が出来た。18年“三贖キリスト”を信じ続け、少なくとも8,000回以上の祈祷を行なったが、娘の精神病は治らなった。“三贖キリスト”が人を治す等とは絶対に信じられない。

(編集責任:紫伊)

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