転載：オウム真理教・麻原彰晃はなぜ死刑執行されないのか？

2016-04-19 ソース:kaiwind.com 作者:九剣（编译）

一連の事件で29人が死亡し負傷者は6000人。日本犯罪史上最悪の事件を起こした麻原はどうして死刑執行されないのでしょうか。３つのことに焦点を当てました。

過去に約1,1400人もの信者がいたオウム真理教の元代表であり、教祖。日本の国家転覆を企て、坂本堤弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件などを引き起こし、２００６年に死刑判決が確定した死刑囚。2016年現在、東京拘置所に収監されている。日本犯罪史上最悪の大事件を引き起こした男の死刑はなぜ執行されないのか？その理由は３つあるとされている。

1.現在精神病を患っているから

現在の日本では、闘病中や精神障害などには死刑執行をされていない。そのため、健康な者や再審請求をしていない者など、やりやすい順から執行されているのが現状。弁護団関係者によれば麻原死刑囚は独りごとを呟きながら、トイレにも行かず、常時おむつを着けているという。夜間に布団の中で「うん、うん」と声を発し、笑い声をあげたが、その後は房内に安座して独り言を言っている。接見の最中に服の上から股間を擦り、ついには陰茎を露出させて自慰行為をし、射精にまで至った。しかし、「過去の公判から見て精神病のはずがない。弟子に責任を押し付けて詐病に逃げた」など、詐病の疑いがあることも懸念されている。

2.共犯者の裁判がまだ終審していない

組織犯罪の死刑囚では共犯が逃亡していたり公判が終了していないため、死刑執行が行われていない例がある。例として連合赤軍事件の死刑囚や三菱重工爆破事件の死刑囚など。2012年、高橋克也が逮捕され、オウム事件で特別指名手配されていた全員が逮捕?起訴された。現在、高橋克也の共犯者の公判が続いているため、執行が難しい。

3.宗教団体の教祖であるため、信者が暴動を起こす可能性がある

オウム真理教には、現在も約１６５０人の信者がいるとされている。松本死刑囚の誕生日に合わせ「生誕祭」を開くなど「麻原回帰」を強めつつあり、公安庁は大半の施設で松本死刑囚の写真を確認。もし麻原の死刑執行があれば、この残党が報復し、社会への影響を与えてくることも考えられる。

もし死刑が執行される時がくればどうやって執行されるのか？死刑執行が

本人に知らされるのは当日の朝。午前９時頃に処遇部門の刑務官と警備隊の数名が独房の扉を開け、本人に死刑の執行を通達する。現在オウム事件は13人の死刑確定者がいるため、その共犯者たちも同日執行されると予想できる。人数が多いので全国に分散させる可能性や、日にちをわけて順に執行されるパターンも予想できる。